少女期の終わりに


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星が消えて いつしか 何もかもが変わらないまま 朝が来るの 白々しく これがね 日常への別れ道なの

なんて詰まらないの

さまよいあるいている 34時の空 世界がわたしひとりだけ おいていったみたいに

1と1と1と つながりあってもつれて あるいは 0と0と0が つながらずにほどけてく

ゆめのかけらだけをにぎりしめ いましめ そのせいで きっとずっと おとなになろうとしないの?

独り  歩くみちをとぼとぼと  残月つきも照らせよ そうね いまも少女のままでいるわ

聞いて 聞いて 応えてよ あなた いまも  扉の向こう側 私を笑っているでしょう――?

……なんてね。

時代錯誤の搦手 古典めいて なによ自分の世界に 勝手に閉じこもっちゃって

それで埋め尽くした夥しい コンスピラシー  それならいっそ詩人にでもなったら?

不思議は不思議の侭ずっと 確かに実在るのにね 解釈に講釈 うんざりな長尺 保護されて死んでく 幽霊が如く

それならいっそずっとひとりがいいわ  ぜんぶぜんぶ知らないからね!

未踏の風景に  そっと さよならを

何してるんだろう私は 我に返るその瞬間に 見える綻びの忌々しさ!

それで それで 教えてよ あなた いまも  私が必要なの? ほんと失礼しちゃうわよね……

けれど そうよ いつか どんな活動アソビもね 終わってしまう日が 来てしまうものなのかしらね――?

少女期の終わりおとなになるときなのね。

なんてね……